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業界動向 2022.08.12

Z世代の人気アプリ「ZEPETO」、暗号資産を使えるメタバース「ZepetoX」を発表

8月9日、韓国のスマートフォン向けアプリ「ZEPETO」は、暗号資産ベースのメタバースプロジェクト「ZepetoXを発表しました。「ZepetoX」はブロックチェーンプラットフォーム「Solana」を用いて「遊びながら稼ぐことのできる3Dプラットフォーム」を目指すとのこと。

登録ユーザーは3億2000万人以上。アジア最大のメタバース「ZEPETO」

「ZEPETO」は韓国NAVERの子会社、Naver Zが運営するアプリ。好きなアバターの姿でバーチャル空間に参加し、コミュニケーションを楽しめます。元々はアバターの着せ替えを楽しむためのアプリでしたが、アップデートでバーチャル空間に遊びに行けるよう。直近では「Z世代向けメタバース / アバターアプリ」として高い人気を得ています。


(画像: NAVER Z)

プレスリリースによれば、「ZEPETO」の登録ユーザーは3億2,000万人以上、バーチャルファッションアイテムの販売数は25億点以上にも及びます。月間ユーザー数は約2,000万人に達しており、アジア圏における最大級のメタバースプラットフォームと考えられます。女性ユーザー率が高いことでも知られ、大手高級ファッションや化粧ブランドとのコラボレーション実績も有します。

「ZEPETO」にブロックチェーン技術を融合、まずはNFT土地販売から

「ZepetoX」は、ブロックチェーン技術を用いて、クリエイターとユーザーがバーチャル空間を構築・交流できる3Dプラットフォームの確立を目指しています。ブロックチェーン技術の開発や運用については、Web3系企業のJump Cryptoと提携し支援を得る予定です。

また「ZEPETO」ですでに所有されているデザイン、コンテンツ資産などのIP(知的財産)は「ZepetoX」と独占的に連携が行えるとのこと。今後数カ月のうちに、「ZepetoX」で最初となる「NFT土地売買」を開始する予定です。

Zepetoを運営するNaver ZのCEO、Daewook Kim氏は「ZepetoXは、当社のブロックチェーン業界への正式な参入となります。我々は、Web3の機会は暗号ネイティブなアプローチを通じて進められるべきだ、と感じています」とコメントしています。

また、Solanaの共同創設者であるAnatoly Yakovenko氏は「ZepetoXのようなIP大企業がSolana上にメタバースを構築することを選択したことに感激しています。ZepetoXのようなプロジェクトは、何百万人ものユーザーをWeb3に取り込むための新たな道筋を作るものです。」とコメントしています。

(参考)ForkastGlobeNewswire


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