UGC(User Generated Content)ゲームプラットフォーム「YAHAHA」を運営するYahaha Studiosは、シリーズA+ラウンドで4,000万米ドルを追加調達しました。調達した資金は、製品開発や事業開発、採用活動などに充てる方針です。
3Dコンテンツ制作を民主化
2020年に元Unityのエンジニアらが設立したYahaha Studiosは、ヘルシンキ、ソウル、上海に拠点を構えるスタートアップです。
同社が展開するYAHAHAは、「3Dコンテンツ制作の民主化」を掲げるローコードのオンラインゲームプラットフォーム。クリエイターが制作した3Dゲームをプレイしたり、自ら3D
コンテンツを制作したりすることができます。
あらゆるスキルレベルのクリエイターが独自のゲーム、世界、ソーシャルスペースを作成できるようサポートするとし、クリエイターツールと数多くのチュートリアルを提供しています。ドラッグ&ドロップと同じぐらい簡単にゲームを制作できると謳っています。
設立2年で1億米ドル調達に迫る
今回のラウンドは、シンガポールの国営投資会社テマセク・ホールディングスとアリババグループがリードし、中国のゲーム大手37インタラクティブ・エンターテインメントも参加しています。
Yahaha Studiosは、4月のアルファ版ローンチに先立ち、1月に累計5,000万ドルの資金調達を発表。調達資金の合計額は、同社設立から2年で9,000万ドルにのぼります。
YAHAHAは好調な出だしで、現在は10万人のクリエーターと数十万人のプレイヤーを抱えるプラットフォームに成長しており、今後は収益化機能の追加などを予定しているとのことです。