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投資 2021.05.21

バーチャルケアプラットフォームを提供する米スタートアップが5,000万ドル調達

2021年5月19日、バーチャルケアソリューションを提供する米国のスタートアップWheelが5,000万ドル(約54億円)の資金調達を発表しました。同社では医療機関・医療従事者と患者をマッチングするオンラインプラットフォームを開発・提供しています。

オンライン医療サービスのためのプラットフォームを提供

Wheelは米テキサス州に拠点を置くスタートアップ企業。同社が提供するバーチャルケアプラットフォームでは、医療機関や臨床医と患者を十数種の診療科にわたってマッチングし、オンライン診療ができる仕組みを構築しています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で医療分野でもオンライン診療の需要が高まっていますが、医療機関や開業医が独自にオンライン受診のシステムを構築するには多額の費用や時間がかかります。Wheel社が提供するバーチャルケアプラットフォームではオンライン診療システムの構築や拡張のコストを削減でき、これまでに米国内で約50万人の患者にサービスを提供してきたといいます。

今回の資金調達はLightspeed Venturesが主導し、他にもSilverton Partners、Tusk Venture Partners、J.P.モルガンが参加しています。また、今回の資金調達でWheel社の累計調達額は6,600万ドル(約72億円)となりました。同社では今回調達した資金で、臨床医ネットワークの拡大とプラットフォームへの開発投資、人員増強などを行うとしています。

(参考)ForbesWheel


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