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開発 2018.12.21

ピクシブ、3Dモデル投稿・共有サービス「VRoid Hub」提供開始

ピクシブ株式会社は、3Dキャラクターのモデルデータを投稿できるプラットフォーム「VRoid Hub(ブイロイド・ハブ)」の提供を開始しました。各種VR/ARプラットフォームやアニメ、ゲームなどの3Dコンテンツ上で、モデルデータをアバターや登場キャラクターとして利用できるようになります。

「VRoid Hub」は作成した3Dキャラクターモデルを投稿し、他のユーザーと共有できるプラットフォームです。3Dキャラクターモデルを投稿するだけで、キャラクターが動くプロフィールページを作成できたり、利用条件と共にモデルデータを配布したりなどが可能となっています。

投稿された3Dキャラクターモデルは、VRoid Hubと連携した各種VR/ARプラットフォームや3Dコンテンツ上で利用が可能とのこと。サービスはイラストコミュニケーションサービス「pixiv」アカウントに会員登録することで無料で利用できます。

3Dキャラが動くプロフページを作成可能


(3Dキャラクターモデルのプロフィールページ)

VRoid Hubには、ピクシブの3Dキャラクターメイカー「VRoid Studio」や各種3Dモデリングツールで作成した、VR向けファイルフォーマット「VRM」のモデルデータを投稿することができます。投稿はVRoid StudioやWebブラウザ上から行うことができます。

キャラクターのモーションには、「元気」や「クール」、「おしとやか」などキャラクターの性格を表現できるモーションが多数用意されており、キャラクターらしさを表現できるプロフィールページが作成可能とのこと。ページには名前や性格、キャラクターの設定や関連リンクなどを掲載することもできます。

3Dキャラモデルに利用条件を指定して他ユーザーに提供できる

VRoid Hubでは、3Dキャラクターモデルのプロフィールページを介して、他の人に3Dモデルデータを提供することも可能となっています。投稿された3Dモデルデータの著作権は作者に属しますが、作者は他のユーザーに対して、自分が設定した利用条件のもと、データの利用やダウンロードを許可することができます。

「SHOWROOM V」と連携開始


(SHOWROOM Vでの利用イメージ)

VRoid Hubと連携したサービスにpixivアカウントでログインすることにより、VRoid Hub上の3Dキャラクターモデルを使って連携サービスを利用できます。

VRoid Hubのサービス開始にあわせて、SHOWROOM株式会社が提供するバーチャルキャラクターになりきってライブ配信ができるiPhone向けアプリ「SHOWROOM V」との連携が開始されます。これによりVRoid Hubに投稿された3Dキャラクターモデルは、クリエイターが定めた条件のもと「SHOWROOM V」でアバターとして利用ができるようになります。

「SHOWROOM V」の解説記事はこちら。

上記の連携は、各種VR/ARプラットフォームや3Dコンテンツ上からVRoid Hub上の3Dキャラクターを利用可能にするためのソフトウェア開発キット「VRoid SDK」を介して行われています。

開発者向けキット「VRoid SDK」


(VRoid HubおよびVRoid SDKの利用イメージ)

VRoid SDKは、VRoid Hubに投稿された3Dキャラクターのモデルデータを、各種VR/ARプラットフォームやアニメやゲームなどの3Dコンテンツ上で利用できる機能を提供する、ソフトウェア開発者向けキットです。

VRoid SDKを利用することで、開発者はVRoid Hubに投稿された3Dキャラクターをダウンロード不要でサービス上に呼び出し、ユーザーが身にまとうアバターや、アニメやゲーム等の3Dコンテンツの登場人物として利用することが可能になります。VRoid SDKの導入に関する問い合わせはこちらのページから。

(参考)VRoid Hub


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