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活用事例 2020.01.14

8KのVRヘッドセット「XTAL」、米空軍でも採用

チェコのスタートアップVRgineersは、CES 2020にてハイエンドVRヘッドセット「XTAL」の次世代版を発表しました。このモデルは米空軍での採用が予定されています。

プロフェッショナル向けVRデバイス「XTAL」

VRgineersは、プロフェッショナルや企業向けのVRヘッドセット「XTAL」を開発しています。現行モデルは5Kの解像度(片目で2,560×1,440)に加え、ハンドトラッキングを採用。コントローラを使わないVR体験を特徴としています。価格は5,800ドル(約64万円)。2018年12月に、視野角180度を実現したバージョンが発表されたほか、2019年6月には同VRヘッドセット向けのARモード切替のモジュールがお披露目されました。

次世代モデルは8K解像度実現

CES 2020で出展された次世代版の「XTAL」は、8K解像度(片目4K)のディスプレイ、180度の視野角(FOV)、最大210FPSまで対応したアイトラッキングといった新たな特長を有します。

CEOのMarek Polčák氏は、「XTALユーザーは最高のVRソリューションを期待している」と述べた上で、「当社のソリューションは最新のNVIDIA RTXに対応し、VirtualLink規格を備えています。最新世代のVRヘッドセットXTALはこれらのニーズに応え、8K解像度を持つ唯一のソリューションです」と自信を見せました。

VRgineersによれば、現行のXTALは様々な用途で導入されており、その中には軍事訓練も含まれるとのこと。多くの米空軍基地で、パイロットのトレーニングの一環として採用されています。

さらにオクラホマ州のバンス空軍基地では、次世代XTALの採用を予定。同社チームは、米海軍及び海軍航空システム・コマンドの研究開発イニシアティブに参加し、次世代のパイロット向けVRトレーニング開発に取り組むといいます。

現行モデルハンズオン等の最新情報

CES 2020でのXTALに関する情報は下記の記事で紹介しています。

(参考)VRScout
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