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テック 2018.12.13

VRヘッドセットXTALの新バージョン より広い視野角を実現

企業向けのVRヘッドセットを開発する、チェコのスタートアップVRgineersが、2018年6月に発表したVRヘッドセット、XTALの新バージョンを発表しました。新バージョンのXTALは、2枚の非フレネルレンズを採用し、より広い視野角(FOV)を実現します。

2019年のCESに出展予定

VRgineersが開発しているXTALは、プロフェッショナルと企業向けのハイエンドVRヘッドセットです。5Kの解像度(片目で2,560×1,440)。Leap Motionを使うことでハンドコントローラを必要としない、赤外線によるハンドトラッキングを特徴としています。価格は5,800ドル(約64万円)です。

新バージョンのXTALは、新レンズの採用により以前のバージョンから10度拡張された、180度のFOVを実現しました。Oculus RiftやPlayStation VRの110度というFOVと比較すると、70度広くなります。新バージョンのXTALはFOV拡張の他にも、ディスプレイに映る映像のねじれ解消、アイボックスサイズの20%の拡張などを実現しています。

VRgineersの最高経営責任者(CEO)で共同創立のMarek Polcak氏は「我々は、これまで掲げてきた現実世界とVRの境界線の打破という、ゴールに近づきつつあります」と新バージョンのXTALについてコメントしています。

新バージョンのXTALは、2019年にラスベガスで開催される、家電見本市Consumer Electronics Show(CES)で行われるプレスイベントに出展されます。

VRgineersによると、旧型のXTALを保有する企業やユーザーを対象に、新型レンズへの交換プログラムが実施されるとのことです。レンズの交換は無償で行われます。

(参考)Road to VR

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