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業界動向 2020.08.17

超高解像度VR/ARのVarjoが5400万ドル調達、「Fortnite」のエピックゲームズも大型調達を発表 ー 週間振り返りVR/AR/MRニュース

「週間振り返りVR/AR/MRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VR/AR/MRの最新情報をギュッと縮めてお届けします。

目次

1.超高解像度VR/ARヘッドセット開発のVarjo、5400万ドルの資金調達(08.13)
2. 「フォートナイト」のエピックゲームズ、約1,800億円を調達。一部はソニー出資(08.12)
3.10000キロを超えて届く ネスレ、工場の遠隔作業支援にAR活用(08.11)
4.Steamの月例VRデバイス調査が発表、VALVE INDEXの利用率はOculus Rift超えに(08.07)
5.「プラットフォームをまたいで使える3Dアバター」目指す、Wolf3Dが約1億3,000万円調達(08.12)
6.【Sponsored】巨大なデータに向き合うVR/ARコンテンツ制作 数億ポリゴンの処理を支えた強い味方(08.12)

超高解像度VR/ARヘッドセット開発のVarjo、5400万ドルの資金調達(08.13)

「人の目レベル」の超高解像度VR/ARヘッドセットを開発するVarjoは、5400万ドル(約57億円)を調達しました。今回調達した資金はグローバル市場の開拓、およびハードウェア・ソフトウェア両面の開発に使用する見通しです。なお、今回の調達を経て、Varjoの累計調達額は1億ドルに達しました。

【Topics】
・ノキアの血を受け継ぐフィンランド企業、超高解像度の「VR-2」「XR-1」を展開
・ボルボやボーイング、アウディなど自動車・航空機メーカーが導入
・今回の調達を経てCEO交代へ

「フォートナイト」のエピックゲームズ、約1,800億円を調達。一部はソニー出資(08.12)

バトルロイヤルゲーム「フォートナイト(Fortnite)」を手掛けるエピックゲームズは、17億8,000万ドル(約1,880億円)の資金を調達しました。これにより、エピックゲームズのポストマネー評価は173億ドル(約1兆8,300億円)に達しています。

なお、エピックゲームズにはソニーグループも2億5,000万ドル(約270億円)を出資しています。

「フォートナイト」はメインとなるバトルロイヤルモードだけではなく、様々なアーティストを招いてのバーチャルライブや、映画監督であるクリストファー・ノーラン氏の新作トレーラーの上映などを行っています。直近では8月にシンガーソングライター・米津玄師氏のライブを行い、大きな話題となりました。

10000キロを超えて届く ネスレ、工場の遠隔作業支援にAR活用(08.11)

食品大手Nestle(ネスレ)が、ARを活用したリモート支援を行っています。タイや中国の工場とスイス本社をオンラインでつなぎ、ARマーカーを使ったアドバイス、機器点検等に活用。英チームとサプライヤーの遠隔での協業を行っており、「VR技術の導入も開始済み」と話しています。

Steamの月例VRデバイス調査が発表、VALVE INDEXの利用率はOculus Rift超えに(08.07)

Steamのハードウェア利用状況調査(2020年7月版)が発表され、VALVE INDEXのシェア率(14.45%)がOculus Rift(13.63%)を上回ったことが明らかになりました。品薄状態が続くVALVE INDEXが、2016年に発売後、大きなシェアをにぎっていたOculus Riftを追い抜いた点に注目が集まっています。

【Topics】
・米メディアUploadVRは、現VALVE INDEXユーザー数を約27万5,000人と推定
・昨月比HTC VIVEは-1.07%下げ、Oculus Rift Sが+0.46%増。Oculus Quest+1.26%拡大
・同調査は他の公式ストア利用数は含まず、市場全体の「正しい」シェア率とは異なる点に注意

SteamのVRデバイス利用状況調査、VALVE INDEXに関する記事はこちらから。

「プラットフォームをまたいで使える3Dアバター」目指す、Wolf3Dが約1億3,000万円調達(08.12)

エストニアの3Dスキャン・アバター開発のWolf3D社は、130万ドル(約1億3,000万円)を調達しました。累計調達額は280万ドル(約3億円)に及びます。同社は自撮りから3Dアバターを生成、複数のゲームに対応する技術を持っており、本資金で“クロスゲーム”アバターソフトウェア「Ready Player Me」の開発を進めます。

【Topics】
・エストニアのベンチャーキャピタルTrind Ventureほか、複数のエンジェル投資家が参加
・同社は2014年に創業。小中規模のデベロッパー等に技術を無償提供
・複数コンテンツ間での利用や、アバターで探検するバーチャルワールド製作の構想も

6.【Sponsored】巨大なデータに向き合うVR/ARコンテンツ制作 数億ポリゴンの処理を支えた強い味方(08.12)

VR/ARコンテンツの制作環境には、大量のデータ処理能力が求められます。CPUやGPUのスペックはもちろん、長時間稼働の際は安定した排熱能力や電源が求められます。

今回、Mogura VR Newsは株式会社eje(エジェ)代表取締役の三代千晶氏、CGコンテンツ制作者である山本氏にインタビュー。高品質なVR/ARコンテンツ制作に求められるマシンについて尋ねました。

【Topics】
・VR/ARコンテンツ制作の特徴とは?
・制作事例を通して見る、VR/AR制作のために必要なマシン
・ワークステーションは「安定して動く」「沢山の荷物を積める」


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