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VALVE INDEX 2020.06.23

VALVE INDEXのパススルーカメラがアップデート。より自然な見え方に

VRヘッドセットVALVE INDEX(バルブ・インデックス)の「パススルー」機能がアップデートされ、見え方が改善しました。これは試験的なものであり、「SteamVR」のバージョン1.13(ベータ版)を導入し、オプションから「Room View 3D」を選択することで使用できます。

VALVE INDEXを装着したまま周囲の状況を確認できる「パススルー」機能は、技術的には3次元映像として分類されるものの、カメラ位置の関係で裸眼と同じ視界は実現できていませんでした。今回のアップデートではこの問題の改善を試みています。

‘Room View 3Dがオン状態の「パススルー」では、各カメラが収集した映像をそのままディスプレイに映すのではなく、それぞれの深度が評価された上で、カメラ映像が利用者の目からの視界に近づくよう調整されます。

本機能をテストした米メディアRoad to VRによれば、以前の「パススルー」と比較して、周囲の環境がよりリアルに見えるようになったほか、特に手をヘッドセット付近に近づけた際の映像が大きく進歩していたとのこと。一方、試験段階のシステムであることから、動作の不安定さや不具合の発生も目立ったと同メディアは報告しています。

レイテンシも改善

今回のアップデートでは、VALVE INDEX内蔵カメラのレイテンシを軽減する改善も実装されました。またValveによれば、今後数ヶ月にわたって、様々なテスト機能を実装していく予定であるとのことです。

(参考)Road to VR

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