世界的に人気のイギリスのロックバンドColdplay(コールドプレイ)は、MR(Mixed Reality)のような世界観を表現したMVを公開しました。
MVは、同バンドの新アルバム『A Head Full of Dreams』の中の一曲、『Up&Up』のもの。このMVでは、鷹が海水の中を飛んでいたり、アザラシがビル街の空中に浮かんでいたり、ティーカップの中で人がシンクロナイズドスイミングをしていたりと、不思議な世界が映されています。
台所のスポンジにサッカー場が映されています。小さいですが人も映っています
#UpAndUp pic.twitter.com/TOEplDeFcZ
— Coldplay (@coldplay) May 15, 2016
MRは現実の上に、CGを重ね合わせるのが特徴。この『Up & Up』で表現されている世界も全くの仮のものではなく、MR技術が発達すれば実現する可能性があります。
ニコニコ超会議で披露されたマイクロソフト製のMRデバイス「HoloLens」(開発者版)は、視野角は狭いですが、実際にディスプレイ上に現実とCGを重ね合わせることを実現しています。例えば、ウィンドウを現実の壁に貼り付けるといった具合に。
グーグルなどから巨額の資金を集めている米マジックリープ社も、Coldplayの『Up & Up』にも出てきそうな世界観の動画を公開しています。これは実機での動作かは明かされていないティザー動画ですが、一体どこまで実現可能なのか注目を集めています。
Coldplayが公開した『Up&Up』に出てくるような世界が、MR技術などのテクノロジーの進歩によって近い将来実現するか期待したいところです。
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