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軍事訓練、ARやゲーム技術を活用し効率化

米国陸軍の技術研究部門であるUS Army Research Laboratoryは、現在南カリフォルニア大学との共同研究により、バーチャル技術を取り入れた兵士の訓練プログラムを開発しています。

同プログラムは『Synthetic Training Environment(STE)』と名付けられ、AR技術やゲームなどの民間技術を軍事訓練に活用することで、従来の訓練にかかるコストを大幅に削減することができる、としています。

バーチャル技術を活用した訓練プログラム

STEではAR技術、クラウドベースのデータ送信やFPS(一人称シューティングゲーム)などを採用することで、兵士が実際に活動する現場をバーチャルに再現します。

https://www.youtube.com/watch?v=untaysGke3E&t;=64s

通常、実際の兵器や兵員を動員しての訓練には膨大なコストがかかりますが、STEではゲームを基にしたプログラムを通して、兵員同士の情報伝達や動き方を学ぶので、従来の訓練にかかるコストを削減できるメリットがあります。

また、訓練中の兵士の動きや指示伝達などをリアルタイムでクラウド上で共有するため、指揮官はフィードバックを得やすく、訓練中の行動指示をより的確に、素早く行うことが可能になります。

様々な場所で運用が可能

従来の訓練では訓練用の施設が必要だったり、戦車などの車両が動き回るために広大なスペースを必要としていましたが、STEを用いた訓練はコンピューター上で行うために、あらゆる場所での運用が可能です。たとえば、兵員が遠隔地に展開している場合や、軍の施設内など、様々な場所で訓練環境を提供できるので、兵員の訓練度の維持にも役立ちます。

VR/AR技術は、軍事領域においても様々な方法で活用されています。先日は米海軍が、ARを活用して艦上射撃をナビゲートするシステム『GunnAR』を訓練に使用し、その様子を一般公開しています。このシステムはDAQRIのARヘルメットを使用して、射撃情報のデータや、ターゲットの位置や状態をARによって視界に表示します。

また米陸軍は『戦術拡張現実(T.A.R=Tactical Augumented Reality)』という技術を開発しており、これは兵士のヘルメットに極小のシースルー型スクリーンを装着して、そこに位置情報や指示内容を表示します。

ARデバイスを用いて情報を可視化することで、従来の音声中心のコミュニケーションによる聞き逃しや、内容の誤認率を下げることができます。建築や教育など、様々な領域において活用されているVR/AR技術は、軍事領域においても大きなメリットを期待できます。

(参考)
VRFocus / Training The Troops Using Augumented Reality(英語)
https://www.vrfocus.com/2017/08/training-the-troops-using-augmented-reality/

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