東急建設株式会社と株式会社リコーは、線路の切替工事にVRを活用する実証実験を行います。建設予定の構造物の情報をVR空間で共有することで、業務を効率化し、生産性向上を目指します。
今回の実証実験は東京メトロ銀座線の渋谷駅線路切替工事で行われます。両社が使用するのは、リコーが提供する「リコーバーチャルワークプレイス」。リコーバーチャルワークプレイスは、VRデバイスを着用し、複数の人が同じVR空間でプロジェクトの確認をできるというソリューションです。
実証実験では、東急建設が持っている3Dデータをそのまま活用し、設計者や施工管理の担当者など複数の関係者が同じVR空間に参加し、構造物の確認を行います。従来、平面の図面を使って議論が行われていましたが、現実に近い環境を再現できるVR空間に場を移すことで、業務効率化を狙います。
建設業でVR/ARの活用が進む
建築分野では、CADデータをVRで実物大で見ることで、デザイン検討コストの削減、合意形成の促進が期待されています。
https://mogura.co/ja/blog/new/vr-app-development/(参考)株式会社リコー プレスリリース