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データ可視化 2017.12.29

自動運転中にVR体験 ルノーが新型EVで導入

自動車メーカーであるルノーの新型「シンビオズ(Symbioz)」は、自動運転の走行中に、乗車中のユーザーがVR体験を楽しむことができます。同社は、資金数百万ドルとゲームソフト会社であるユービーアイソフトの協力のもと、開発に取り組んできました。

この体験は、乗車する自動車のフロントに備え付けられたモーションセンサーが実際に目の前に広がっている道を察知し、ユーザーはセンサーに連動するヘッドセットを装着して楽しむことができるようになっています。

シンビオズは「レベル3」の自動運転を実現していますが、未だ「レベル5」の完全自動運転ではないので、教習車と同じように緊急時に車の対応ができる人物が助手席に乗ることが必要とされています。

現時点で体験できるコンテンツのほとんどは、いろいろな風景や都市をドライブするものになりますが、スペシャルコンテンツとして魔法の土地を飛んでいるかのような体験ができるものも含まれています。

VRと車の両方で引き起こされる可能性のある「酔い」を防ぐために、走行中の自動車データをリアルタイムで使用するとのことです。

ルノー・日産アライアンスの「 コネクテッドカー」技術開発担当シニア・バイス・プレジデントであるOgi Redzic氏は「自動運転の技術はすぐにでも市場に参入することになるでしょう。この技術が普及すれば、私たちは今までになかった体験ができるようになると考えています。シンビオズは、もう運転の必要がない運転者たちが乗車中に何ができるのかなど、新しい体験を見つける良い機会を提供してくれます。」と語っています。

(参考)
VR in the Driver’s Seat / VRScout (英語)
https://vrscout.com/news/vr-drivers-seat/

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