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業界動向 2019.10.30

VR専用ブラウザ「Supermedium」開発終了、新しい方向性を模索

Supermedium社のVR専用ブラウザ「Supermedium」が、すでに開発を中止したことが明らかになりました。

SupermediumはSuper XYZの名前でも知られ、過去には簡単なコードでVR対応サイトを作れる「A-Frame」を制作。2018年7月にはシードラウンドで110万ドル(約1.2億円)の資金調達にも成功しました。

SupermediumはOculus RiftやHTC VIVE、Valve Indexなど、さまざまなVRヘッドセットで利用できるブラウザで、現在もSteamOculus Storeでダウンロードすることができます。

米メディアRoad to VRがドイツのVR専門メディアMIXEDに取材したところによると、同社は「現在、Supermediumの開発には取り組んでいない」とし、「人々がもっと使いたいと思う別のプロジェクトを引き続き検討・開発していくつもりです」と述べています。

同ブラウザに今後アップデートの予定があるかについて、開発者は「あったとしても、それはおそらくWebブラウザの形ではないと思う」とコメント。同社広報も「Supermediumは現在も引き続き利用はできますが、我々は(ブラウザではなく)、人々が毎日VRを使いたいと思うものを作る方法を模索しているところです」と語りました。

(参考)Road to VR
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