VRを利用したトレーニングシステムを開発するStrivrは、シリーズBラウンドで3,000万ドル(約32億円)の資金調達を行いました。これにより、同社の総投資額は5,100万ドル(約55億円)に。今後も、企業でのVRトレーニング採用の拡大を狙います。
スポーツ訓練から企業研修へ
Strivrは、教育や研修に用いるVRプログラムを開発しています。同社は当初、スポーツ訓練向けの技術を手掛けていました。例えば2018年韓国平昌での冬季オリンピックに際し、アメリカのスキー&スノーボード全国団体のハイパフォーマンス部門と提携を結んでいます。その後、近年は企業での従業員教育向けVRプログラムに注力。ウォルマートやVerizon、Fedexのグループ子会社等、幅広い業界にソリューションを提供してきました。
150万セッション以上のVR訓練実施
今回の出資には複数のベンチャーキャピタルが参加し、Strivrの累計調達額は5,100万ドル(約55.1億円)にのぼります。
同社CEOのDerek Belch氏は、以下のように述べています。
当社の顧客ではこれまでに、150万以上のVRトレーニングセッションが行われ、2万2,000台以上のヘッドセットが導入されてきました。Strivrは世界で唯一の、従業員教育とパフォーマンス改善に効果のあるエンドツーエンドソフトウェアプラットフォームを開発しています。
(参考)Road to VR
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