VRは、教育の分野での活用も注目を浴びつつあります。3月13日、1969年に達成されたアポロ11号の月面着陸の様子をNASAの資料などを参考にVRで再現するプロジェクト「The Apollo 11 Virtual Reality Experience – Education VR」がKickstarterで目標金額を達成しました。
目標金額は3万ユーロ(約360万円)です。プレイヤーはアポロ11号の船長ニール・アームストロングの視点で、ロケットに乗り込み、月面着陸、そして地球へ帰還する一連の流れを体験することになります。開発にあたってはNASAの資料と音声を利用しており、当時の記録そのままに再現をしていくとのこと。
本コンテンツはすでにデモ版が公開されています。Kickstarterのページからダウンロードページに飛べるので気になる人はぜひ体験してみてください。
The Apollo 11 Virtual Reality Experience – Education VR
https://www.kickstarter.com/projects/1436197736/the-apollo-11-virtual-reality-experience-education
今回の開発に携わるのDrashは、教育的な目的のVRコンテンツとして、太陽系の惑星を巡る『Titans of Space』というソフトを開発しています。地球から始まり、水星や金星など太陽系の星々を眼前に見ながら、各星の概要を読んでいくのですが、もはや学習というよりは「体験」に近い感覚になります。
Titans of Spaceの紹介はこちら
迫り来る星は迫力満点!太陽系の惑星を巡る「Titans of Space」-窓の杜
彼らは、このアポロ11号の再現プロジェクトを皮切りに様々な教育用のVRコンテンツを作っていきたいと考えているとのこと。歴史の転換点ともなる出来事を再現することで、それまで教科書ややビデオ教材でしか知ることができなかったものを体験することができるようになることが期待されます。
Written by 久保田瞬(すんくぼ)
(参考)
The Apollo 11 Virtual Reality Experience – Education VR
https://www.kickstarter.com/projects/1436197736/the-apollo-11-virtual-reality-experience-education