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テック 2019.10.09

ソニーの“実写三次元撮影”がすごい。ハイクオリティなデモ動画が公開

ソニー株式会社は、ボリューメトリックキャプチャ(※)を用いて制作したデモ動画を公開しました。3Dでリアルな人間のダンスシーンを正確に再現し、様々な角度から見たり、後からエフェクトを加えて陰影を表現したり、といった内容が実現しています。

(※ボリューメトリックキャプチャ……人物等の立体的な情報を取得しそのまま3DCG化する技術。撮影には多数のカメラを使用する)

360度あらゆる角度から、陰影も再現

公開された動画は「男女二人のダンサーが、3DCGになった自身が演技する様子を見る」という構成になっています。前後左右、頭上や足元といったあらゆる角度から視点を変えて見ることが可能です。


(自身の演技を3D映像で見るダンサー)


(ダンサーを足元の視点から見た様子)

また撮影した映像に複数の照明を当てる効果を施しても、正確に影を映し出す様子が確認できます。


(異なる角度から照明を当てるエフェクトを施した様子。複数の影が正確に表現されている)

動画の結びとして、空間そのものをリアルタイムで転送する、「“Volumetric Video”のライブストリーミング」が実現したと宣言。物理空間ではなし得なかった新しい表現として用いることが可能だと、その将来性について述べています。

ボリューメトリック(Volumetric)技術についてはこちらの記事でも紹介しています。

(参考)YouTube


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