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業界動向 2021.09.02

AR企業へと変わるSnap、東京オフィスの2022年開設を発表 日本展開を本格化か

2021年8月31日、Snap Inc.は2022年に東京オフィスを開設予定であることを発表しました。Snapは併せて“日本国内最初の社員”として、アマゾンジャパンやフェイスブックジャパンでグロース責任者を努めた長谷川倫也氏の採用を発表。日本展開を本格化する見通しです。

写真SNS企業からAR企業へ

Snapはスマートフォン向けの写真SNS「Snapchat(スナップチャット)」の開発・運営を行っています。近年ではARグラスの要素技術「ウェーブガイド」に強みを持つWaveOptics、ARコマースのVerbebraeなどを買収したほか、クリエイター向けメガネ型デバイス「Spectacles」にAR機能を搭載するなど、「AR企業」としての色を強めています。

初の日本人社員採用、日本向け独自戦略を推進

今回Snapは2022年の東京オフィス開設、ならびに国際市場チーム日本担当責任者として、長谷川倫也氏が就任した旨を発表しています。長谷川氏は、Snapの日本向けパートナーシップ強化、および日本独自の戦略構築を推進するとのこと。さらにSnapは、「日本で急速に成長するARエコシステムへの投資を行うために、ARデベロッパー・リレーション・リードの採用を検討中」とコメントしています。

Snapは2020年、株式会社電通と共同で日本国内でのローカライズ戦略を構築するためのリサーチを実施。日本ユーザーの体験を最適化、ARをはじめとするSnapchatのクリエイティブツールに対するフィードバックの把握などを行っていたことも明らかにしています。

(参考)プレスリリース


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