スマートフォン向けアプリ「Snapchat(スナップチャット)」を手がけるSnap Inc.が、同社史上最高額の買収を決めました。Snapが買収したのは、ARグラスの要素技術を手掛けるWaveOpticsです。
ウェーブガイドに強みの英企業
WaveOpticsは2014年創業の英国発スタートアップで、ARグラスの開発に重要なウェーブガイド技術に強みを持ちます。中国メーカーのGoertekらから、これまでに累計6,500万ドルを調達してきました。
ARグラス発表からの大型買収へ
他方のSnapはつい数日前に、サングラス型デバイス「Spectacles」の次世代モデルを発表したばかりです。総額5億ドル(約544億円)以上という今回の買収は、同社史上最高額の案件。ARグラスにかける意気込みが伝わります。
約125名と言われるWaveOptics社員は、Snapのハードウェア事業部傘下に入ります。Snap社広報によれば、WaveOpticsはSnapとカスタマイズの光学システムを開発する一方、既存顧客へのウェーブガイド製品供給は継続するということです。
(参考)The Verge