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AR/スマートグラス 2024.03.20

スポーツ向けのスマートグラスを紹介 ランニングやサイクリングなどで活用可能なデバイス

ディスプレイ内に情報や映像を表示できるスマートグラス。その中でも、メジャーで活躍する大谷翔平選手が掛けていたことでスポーツ向けスマートグラスが注目を集めています。

これらのデバイスでは、運動データの表示やGPSナビなど、ランニングやサイクリングなどで便利な機能を備えています。今回の記事ではそんなスポーツ向けスマートグラスの一部を紹介します。

※2024年時点でスポーツ向けスマートグラスの多くは、国内の正規販売経路が存在しないか、ごく一部に限られています。また、国内では技術基準適合証明を受けていないデバイスもあります。もし購入を検討している場合は、販売店が怪しいものでないか、国内での使用が可能かなどの注意が必要です。

ENGO 2

「ENGO 2」はフランスのEngo Eyewearが開発したスポーツ用スマートグラスです。メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手がトレーニングで利用して話題となりました。

ENGO 2では、選手の走行距離や速度ペース、心拍数などのデータをレンズの内側にリアルタイムで表示可能。これにより、トレーニング中に自身の体調の変化に気づいたり、運動量などを数値として確認したりできます。主にランニングやサイクリングなどの有酸素運動で使用できます。

データの取得は、スマートフォンやApple Watchなどとも連携可能。バッテリーの連続使用時間は約12時間で、重さは36g。ジェスチャーコントロールにも対応しており、ディスプレイの前に手をかざすことで、ディスプレイの表示を変更したり、オフにしたりもできます。
防湿や衝撃保護なども備えており、耐久性があるのもポイントです。

公式サイトはこちら(英語サイト)

Minimis Glass

「Minimis Glass」はオーストリアのMinimis Technologiesのスポーツ用スマートグラスです。

重さは90gでフルHDディスプレイを採用。ランニングやサイクリング向けとなっており、時間・距離・心拍数などを計測します。タップで簡単に表示のオン・オフが可能で、連続7時間使用できます。

地図とGPSナビゲーションも備えており、運動中もグラス内に表示可能。レンズは曇り止め仕様で、外の暗さに合わせてレンズの暗さを動的に調整します。

公式サイトはこちら(英語サイト)

Ghost Pacer

AR関連企業Ghost Pacer社が手掛ける「Ghost Pacer」は、バーチャルランナーを表示できるスポーツ向けARグラスです。

HDディスプレイには、タイム、スピード、距離などを表示できます。走るコースや速度も事前に設定でき、他のユーザーや過去の自分のデータをもとにしたバーチャルランナーも表示可能です。また、GPS追跡機能が内蔵されているので、コースを外れずにランニングに集中できます。デバイスの重量は約90gで、最長6時間使用可能です。

公式サイトはこちら(英語サイト)

特別枠1:BMW Motorrad ConnectedRide Smartglasses

「BMW Motorrad ConnectedRide Smartglasses」は、カナダのBMW Motoradが開発したオートバイ用のスマートグラスです。厳密にはスポーツ向けではありませんが、長時間のバイクツーリングなどの用途で使用可能です。

ConnectedRide Smartglassesでは、自動車分野ですでに使用されているHUDの技術を採用。Bluetoothでスマートフォンアプリと接続し、道のナビゲーションや速度表示などの情報を視界に表示します。サンバイザー付きヘルメットで使用できるレンズと、サングラスとして使えるレンズが付属。ケースとUSB充電ケーブルもセットになっており、最大連続使用時間は10時間です。

公式サイトはこちら(英語サイト)

特別枠2:Holoswim 2

「Holoswim 2」は中国のHangzhou Guangli Technologyの水泳用スマートグラス(ゴーグル)です。

Holoswim 2には、右目側に小型ディスプレイが備わっており、距離・時間・水泳速度とペース・ストローク・目標の進行状況・カロリーなどを表示可能です。また、携帯電話に接続するとプールの外に置いても、最大50メートルの範囲で着信がいつでも通知されます。

ゴーグル側面のボタンを1回押すだけで切り替えでき、距離、タイミング、往復回数などを記録する「ライブメトリクスモード」、時間や距離を設定する「ゴールモード」、ユーザー毎にカスタマイズ可能な「カスタムモード」が用意されています。

公式サイトはこちら(英語サイト)


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