3Dプロトタイピングツール「ShapesXR」を開発・提供するShapesが、860万ドル(約12.3億円、2023/08/10時点)の資金調達を行いました。資金は、今後のマルチデバイス対応などに充てる見通しです。
今回の資金調達はシードラウンドで、Supernode Globalが主導し、Triptyq VC、Boost VC、Hartmann Capital、Geek Venturesが参加しました。
VRで3Dデザインプロトタイピング
米国カリフォルニア州に拠点を置くShapesは、複数人で3Dデザインの試作・共有ができるツール「ShapesXR」を開発・提供しています。言葉や画像では伝えづらいイメージを豊富なパーツで表現でき、顧客やチームメンバーと共有しながら対話できます。
(出所:Shapes。製品紹介ビデオ)
主にリモートワーク中に開発者・デザイナーが意思疎通しやすくする狙いで生まれ、製品デモやイベント演出などにも活用されています。2021年には世界最大規模のXRカンファレンス「AWE」でベスト・コラボレーションツール部門に選出されるなど、開発者・デザイナーを中心に支持を集めています。
Vision ProやPICO、Magic Leap等、幅広いデバイス対応へ
現在「ShapesXR」はMeta Quest向けに提供されていますが、今後はApple Vision ProやPICO、Magic Leapなどの複数デバイス対応を進める見通しです。
Shapesの創業者でCEOのInga Petryaevskaya氏は、今回の資金調達を受けて「3Dコンテンツ制作を真に民主化し、誰もがVR、AR、複合現実のストーリーテラーになれるようにします」とコメントしました。
(参考)Road to VR、Shapes
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