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ゲーム・アプリ 2021.11.14

プロトタイピングに使える 開発者自身のニーズから生まれたVRツール「ShapesXR」

VR内で、VR/AR関連のデザインなどが行えるクリエイティブツール「ShapesXR」が配信開始されました。対応VRヘッドセットはOculus Quest(Quest 2)。「App Lab」で無料配信中。日本語には対応していません。

「ShapesXR」は、アメリカの企業Tvoriが制作。リモート環境のチームが、コミュニケーションなどを行いながら、共同でより効率的な作業を可能にするために開発されました。非VRヘッドセットユーザーも、Webブラウザから作業の進捗を見ることができます。様々なゲームエンジンにも対応しており、アセットをアプリから、そのままポートすることも可能とのこと。

米メディアVRScoutは、「ShapesXR」は、お絵描きツール「Tilt Brush」や「Gravity Sketch」に近い形で動作すると説明。ハンドコントローラーでアセットのサイズなどを変更したり、アプリ側のメニューからオブジェクトを呼び出すことも可能。公開された映像からは、ドラムセットのプロトタイプが組み上げられ、テストされる様子が確認できます。

関係者のコメント

TvoriのCEOで共同創業者の Inga Petryaevskaya氏は、「ShapesXR」の開発は自身のフラストレーションから始まったと説明。以下のようにコメントしています。

Tvoriを立ち上げている最中、我々は「ShapesXR」のようなツールが手元がなく、リモートチームとしてコミュニケーションを行い、進行させ、「Unity」のコーディング無しに新要素のテストをイテレーションを早く回して行うことが苦痛でした。我々は同じ空間内で物事を考え、アイディアについてのコミュニケーションをVR内で行いたかったのです。

(参考)VRScout

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