法人向けARコンテンツを手掛ける米国のScope ARは、WebブラウザのみでARコンテンツを作成できるプラットフォーム「WorkLink Create」をリリースしました。
企業向けARプラットフォームを展開
Scope ARは2011年創業。コンテンツ制作プラットフォーム「WorkLink」を柱に、業務支援や教育といったエンタープライズ向け事業を展開しています。主要な顧客にはロッキード・マーティンやNTTデータ等、大手企業も多数存在します。
今回リリースしたWorkLink Createは、こうした法人向け用途のARコンテンツを、3Dモデリングの専門知識のないユーザーでも、ブラウザベースで作成できるプラットフォームです。
これは”非常に多種多様な”CADファイル形式への対応を謳っており、ユーザーはCADデータを取り込み、直感的な操作で動きを付けたり、アノテーションを加えたりすることができます。コーディングは不要です。
「パワポのような手軽さ」目指す
同社CEOのScott Montgomerie氏はWorkLink Createの狙いについて、「当社は3D ARコンテンツ制作を、iMovieで録画したり、パワーポイント資料を作成したりするのと同じくらい、手軽なものにしたいと考えています」と話しました。
作成したARコンテンツはWorkLinkを通じて共有。スマートフォンやタブレット端末を含む、あらゆるARデバイスで体験することができます。
Scope ARはWorkLink Createによって、航空産業や医薬品業界、研修といった分野で企業のAR導入のハードルを下げ、業務改善に繋げる見通しです。
(参考)Scope AR