2021年8月16日、ゲームプラットフォーム「Roblox」の開発・運営を手掛けるRobloxは、2021年第2四半期の業績報告を行いました。売上高は前年同期比で127%増の4億5,410万ドル(約498億円)に。予約額(※)は前年同期比35%増の6億6,550万ドル(約730億円)でしたが、1億4,010万ドル(約153億円)の純損失を計上しました。
(※予約額/Bookings……Robloxは株主向け説明資料において、「主に、ユーザーが当社のプラットフォームで購入したゲーム内通貨の価値」を「予約額/Bookings」として表現している)
「Roblox」は、プレイヤーがゲームを制作したり、他のプレイヤーが作ったゲームを遊ぶことができるオンラインゲームプラットフォーム。iOSやAndroid、Windows、XBOX ONEなどでプレイできるほか、PC向けVRプラットフォーム(SteamVR)にも対応しており、今後はOculus Questへの対応もほぼめかされています。運営するRoblox社によると、Robloxのデイリーアクティブユーザー数は4,660万人であり、昨年7月から28%増加しているとのことです。
Roblox社は2021年1月に、シリーズH資金として5億2000万ドル(約570億円)を調達しています。同年3月にはニューヨーク証券取引所で取引開始、初値は1株45ドルという参考価格をはるかに上回る約64.50ドルで取引され、同社の評価額は419億ドル(約4.6兆円)に達しました。
Roblox社の最高財務責任者であるMichael Guthrie氏は、今回の業績報告について、「第3四半期は、これまでで最高レベルのユーザー数とエンゲージメントを獲得し、好調なスタートを切りました。当社は引き続き、開発者コミュニティへの投資、優秀なエンジニアの採用、そしてRobloxをグローバルに展開するために必要なインフラの構築を行っていきます」と述べています。