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業界動向 2021.12.06

視線追跡や心拍センサー搭載のVRデバイス「Reverb G2 Omnicept Edition」日本発売へ

株式会社日本HPは、VRヘッドセット「HP Reverb G2 Omnicept Edition」と、開発者向けのソフトウェア開発キット「HP Omnicept SDK」を単一プラットフォームに統合したソリューション「HP Omnicept Solution」を発表しました。本製品は、2021年5月に米国で既に販売・提供が開始しており、新たに日本国内でも展開することが発表されました。

センサーてんこ盛りのVRデバイス

「HP Reverb G2 Omnicept Edition」はPC向けVRヘッドセット「HP Reverb G2」の上位版と位置づけられています。米国では1,249ドル(約14万1,000円)で提供されていますが、日本での価格は未発表。

本製品は、筋肉の動き、視線、瞳孔の大きさ、脈拍を測定する最先端のセンサーシステムを搭載しています。これらのセンサーを通じ、人間の生理反応データを収集できることから、トレーニングや教育の成果向上が見込まれるほか、ユーザーの動きにあわせてVR体験が変化するようなコンテンツが作れるようになる機能を開発者に提供します。

収集された生体反応は「HP Omnicept SDK」によって解析され、ユーザーがVR体験でどれほど知力を働かせているかといった認知的負荷など、リアルタイムのユーザーの生理反応データ等を提供します。

年内に提供開始を予定

「HP Reverb G2 Omnicept Edition」は、2021年末から日本国内での提供開始を予定しています。「HP Omnicept SDK」は、2021年12月現在、国内においては主たる機能である「Core」ライセンスのみの提供となります。HPによれば、その他のライセンスについては順次、提供を開始するとしています。

(参考)プレスリリース


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