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業界動向 2022.01.25

ラルフローレンCEO「メタバースは若い世代の顧客獲得につながる」

ラルフローレン(Ralph Lauren)のCEOであるパトリス・ルーヴェ(Patrice Louvet)氏は、若い買い物客を引きつける方法としてメタバースにおける機会を追っていると語りました。全米小売業協会(National Retail Federation)の年次総会での発言で、eコマース、ゲーム、ソーシャルメディアが衝突するデジタル世界で不動産を購入するかどうかを検討しているとも発言しています。

 

ラルフローレンは、既にメタバースプラットフォームのZEPETOやRobloxに参加。消費者は、自分のアバターにラルフローレンのアパレルを着せることができます。

ルーヴェ氏によると、同社はすでにメタバースがどのように収益を上げることができるかを見てきて、ZEPETOではわずか数週間で10万個以上のアイテムが売れたといいます。
また、ルーヴェ氏自身もメタバースに個人的に参加しており、自分のアバターにラグビーシャツを着せているとのこと。

メタバースに足を踏み入れる小売業者も増えています。

ナイキは先月、バーチャルアパレルのRTFKTを買収しました。小売り大手ウォルマートは、インテリアからパーソナルケア製品までのバーチャルグッズを販売し、バーチャル通貨やNFTをユーザーに提供する道を開く可能性のある商標を申請したと、報じられています。また、グッチなどの高級ブランドは、バーチャル空間を使った体験の提供を開始しています。

「メタバースとラルフのビジョンの間には実際に多くの類似点があります。というのも、私たちはファッションの会社ではなく、”夢”のビジネスをしているのです」と語るルーヴェ氏。「私たちの戦略のひとつは、新しい世代を取り込むことです。だから、私たちはそこにいなければならないのです。」と述べています。

(参考)CNBC


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