2020年12月2日、グーグルはVR/AR向けの3D素材共有サイト「Poly」を、2021年6月30日に終了することを発表しました。
「Poly」には、3Dモデル作成ツールで作られたOBJデータ、MTLデータをアップロードできます。「Tilt Brush」などのVRクリエイティブツールで作成した3Dモデルのアップロードも可能です。
サービス終了までにダウンロードを
グーグルがコンテンツクリエイターに送った通達メールによれば、サービス終了に先立ち、4月30日には3Dモデルのアップロードが不可能になるとのこと。米メディアVRScoutは、サービス終了までに必要なアセットをダウンロードしておくことを推奨しています。
今回の発表はVRクリエイターに大きな衝撃を与えました。その1人、 Rosie Summersさんは、VRScoutに対して以下のようにコメントしています。
「Poly」の閉鎖は、私にとって衝撃的な出来事です。(私にとって)「Poly」は、たとえソーシャル要素が“いいね”ボタンしかなくても、単なるプラットフォームではなく、コミュニティーのように感じるものでした。画面をスクロールして、多くのアーティストが手掛けた様々な作品に触発される……そんな特別な場所でしたし、今回のニュースはとても悲しいです。
私は「Poly」を、クライアントやコミュニティーに対する、制作物のシェアリングに使用していました。私が仕事をしてきたクライアントたちは、全員が(VR)ヘッドセットを持っているわけではなく(Polyは)簡単かつ迅速にシェアを行うのに最適でした。
Um……. WHAT?!?!?!?! @tiltbrush 😭😭
Just received this email … and I’m actually in SHOCK.
Google Poly is shutting down!! 💔💔
This is SO BAD. I rely on this platform SO much with my work, it’s a vital way of sharing vr to clients and friends who don’t have a HMD!!! pic.twitter.com/42uwxSRiPu
— Rosie Summers 🥽✨ (@VR_Rosie) December 2, 2020
近年、グーグルは徐々にVR分野から“手を引く”傾向を見せています。2020年10月には「Daydream」を終了(Android 11でサポート対象外に)。11月には、教育用アプリ「Expeditions」をシャットダウンし、コンテンツの大半を、「Google Arts & Culture」に移行することを告知しています。
(参考)VRScout
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