インドのスタートアップPlayshifuは、シリーズBラウンドで1,700万ドル(約18.6億円)の資金調達を行いました。注目のエドテック(EdTech、教育×テクノロジー)産業において、遊びながら学ぶARツールで市場を広げます。
ユーザー数、展開する国は倍以上に
Playshifuは2016年創業。遊びながら子供の考察力や推論力を高めることを狙った、AR知育玩具を手掛けています。同社の製品では、タブレット端末などに映るコンテンツを、ブロックといった手元のコントロールキットを動かして進めます。遊びながらSTEM教育(科学・技術・工学・数学に重点を置いた教育)に繋がるというのが売りです。
同社によると、2019年から2020年にかけてユーザー数は25万人から60万人と2倍以上に増加しました。展開する国も15か国から35か国へと、やはり急激に増えています。Playshifuの財務データは非公開ですが、2017年以降の3年間で、年率150%で収益が増加中であるとしています。また従業員数は過去1年間で60名から115名と、およそ2倍になりました。
なお国別で最大の市場である米国では、ネットショッピングの他、ウォルマートやトイザらスといった実店舗での販売にも力を入れています。2021年には小売店のパートナーを増やし、さらに売上を拡大するということです。日本でも、Amazon等でPlayshifuの製品を購入することができます。
製品ラインナップの増強も
今回調達した資金を通じて、デザイン、開発やマーケティング部門の人員を増強。ビジネス開発を強化するとしています。展開する国を40まで拡大し、製品ラインナップは8点追加の全30製品を目指す計画です。
教育分野でのVR/AR活用についてはこちらの記事でも取り上げています。
(参考)Inc42