教育系ARアプリ「Wonderscope」を手掛けるWITHINは、今週(2019年8月第4週)、同アプリ向けの宇宙をテーマとした新学習プログラム「Clio’s Cosmic Quest」をリリースしました。
「Clio’s Cosmic Quest」からは、いじめ行為への対処法が学べるほか、さらに、STEM教育(※)に関する興味を促進する構成が採用されています。
(※STEM教育:科学・技術・工学・数学の教育分野を総称する言葉)
「Wonderscope」は2018年11月にリリースされたiOS向けのARアプリです。アプリ本体のダウンロードは無料で行えますが、「A Brief History of Stunts by Astounding People」を除くコンテンツは追加で購入する必要があります。追加コンテンツは通常4.99ドル(約530円)で販売されていますが、2019年8月20日現在、セールが実施されており0.99ドル(約105円)で購入可能です。
「Wonderscope」では、現実空間がまるで劇場のステージとなり、ダイニングテーブルの上やベットの上などで物語の登場人物たちがストーリーを展開していきます。このARアプリでは、スマートフォンなどの画面越しに物語を見るだけでなく、登場人物たちと会話することによってストーリーが進んでいきます。
太陽系に関する知識も学ぶことが可能
「Clio’s Cosmic Quest」は同アプリにおける4つ目のコンテンツ。音声認識機能を活用したAR読書体験の中で、宇宙を駆ける冒険ができます。
本作は、「Clio」という名前の小さな星がガイド役となり物語が進行します。Clioは、銀河全体を照らせるほど大きい恒星になることを夢見ているという設定で、プレイヤーは、Clioやその他のキャラクターとやり取りを行いながら物語を体験します。
物語の途中で、Clioはいじめに遭うなど苦難を体験します。プレイヤーが導くことでClioは立ち上がり、その後太陽に会うなどの経験を経て、最終的に銀河全体を救うというストーリーが展開されます。プレイヤーはまた、本作をプレイすることで、太陽系に関する知識を学ぶことができます。
関係者からのコメント
今回の「Clio’s Cosmic Quest」のリリースについて、WITHINのCEOで共同創業者のChris Milk氏は以下のようにコメントしています。
AR技術は、スクリーン上で楽しむものという(従来の)物語の敷居を破り、我々自身が物語となることを可能にしつつあります。「Wonderscope」によって我々は、子供たちに物語を体験することを、全く新しい形で奨励したいと思っています。台詞を大声で読むことで(プレイする)彼らは、作中の登場人物となるのです。これは一種のインサイドアウト形式のストーリーテリングと言えるでしょう。
アプリ概要
アプリ名 |
Wonderscope |
開発元 |
WITHIN |
対応デバイス |
iOS |
価格 |
無料(アプリ内課金あり) |
対応言語 |
英語 |
公式サイト |
(参考)VRScout
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