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テック 2021.01.20

パナソニックのVRグラス「超小型・高解像度」実現のカギは?

CES2021にてアップデートが発表された、パナソニックのメガネ型VRデバイス。2020年に発表された前モデルに引き続き、超小型ディスプレイを手掛けるKopin社の技術が採用されていることが明らかになりました。

史上初のHDR1対応VRデバイス

パナソニックのメガネ型VRデバイスは水泳ゴーグルのようなデザインに加え、VRデバイスとしては史上初のHDR(ハイダイナミックレンジ)1への対応を謳い、高い解像度を実現。そのビジュアル、性能から業界に大きなインパクトを与えました。

CES2021で発表されたバージョンもメガネ型の形状のまま、様々なアップデートが加えられています。2020年には4K相当(片目2048×2048)だったパネルは、5Kに更新。引き続きHDR1にも対応し、さらなる高画質に挑戦しています。

超小型・高解像度ディスプレイのKopinを採用

パナソニックのVRデバイスには、Kopin社の有機ELディスプレイが継続して採用されています。片目当たり2560×2560の解像度を誇るこの超小型ディスプレイは、Kopinの特許技術「ColorMax」により高い色忠実度(sRGB 100%超)を、ディスプレイの二層構造により高輝度(1000nit超)をそれぞれ実現しています。また10bitカラーにも対応し、極めてクオリティの高い映像表現が可能になったということです。

Kopin社CEOのJohn C.C. Fan氏は、「我々はディスプレイに関し、パナソニックと非常に密に協業してきました(中略)パナソニックのVRグラスの最終的な形態は、高いパフォーマンスと快適なデザインを共に実現しています」と話しました。

(参考)businesswire, Kopin


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