2021年7月7日、VR手術トレーニングプラットフォームを提供するOsso VRは、シリーズBで2,700万ドル(約29.6億円)の資金を調達しました。CEO・共同設立者のJustin Barad氏は、「今回の資金調達により、当社のライブラリとプラットフォームを飛躍的に拡大し、世界中のすべての患者が最も安全、かつ価値の高い治療を安心して受けられるようにしたいと考えています」と述べました。
Osso VRのVR手術トレーニングプラットフォームとは?
Osso VRは2016年に設立。同社の手術トレーニングプラットフォーム「Osso VR」では、VR内でリスクのない手術トレーニングを提供しています。また、Osso VRはジョンソン・エンド・ジョンソンやStryker、Smith & Nephewなど大手医療機器メーカーと提携しています。
2019年のカリフォルニア大学(UCLA)の研究では「従来の手術トレーニングに比べ、Osso VRのトレーニングは倍以上の効果がある」ことが実証されています。
Osso VRは、「COVID-19のパンデミックにより、Osso VRは2020年に急速な成長を遂げた」と述べ、さらに「その結果、現在では整形外科、内視鏡などの新しい分野を含む10以上の専門分野で120以上のモジュールを提供するようになった」とコメントしています。
Osso VRの調達額は4,300万ドルに到達
Crunchbaseによると、シリコンバレーを拠点とする同社の外部資金調達額は、今回の資金調達により4,300万ドル(約47.3億円)に達しました。今回の資金調達ラウンドはGSR Venturesが主導し、SignalFire、Kaiser Permanente Ventures、OCA Ventures、Scrum Ventures、Leslie Ventures、Anorak Venturesが参加しました。前回のラウンドは2020年9月に行われ、1,400万ドル(当時の為替レート換算で約14.7億円)を調達しています。
(参考)Road to VR、OssoVR
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