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開発 2020.05.22

Oculusのロイヤリティ負担プログラム、UE5でも継続へ

OculusはVRコンテンツの開発を促進するため、ゲームエンジン「Unreal Engine 4(UE4)」のロイヤリティを一部肩代わりしています。このプログラムは、「Unreal Engine 5(UE5)」リリース後も2025年まで継続を予定。UE5への対象拡大も検討しているようです。

2016年から実施の開発支援

2020年5月、Epic Gamesは新ゲームエンジン「Unreal Engine 5(UE5)」を公開しました。合わせて、ゲームからの収入が100万ドルに到達するまでUEのロイヤリティを免除することを発表しています。

これに対しOculusは、UE4での開発を促進するため、通常ソフトの売上のうち5%をロイヤリティとして納めるところ、売上500万ドル(約5億円)までOculusが肩代わりするプログラムを実施。2016年10月の開発者会議Oculus Connect 3で発表され、2020年5月現在も継続中です。

UE5対応も検討中

本件についてOculusは、開発者向け公式サイトに「このプログラムの特典期間は2025年12月まで継続されます。」と記載しています。2020年5月21日現在も、この内容は変更されていません。

またメディアRoad to VRがOculusに確認したところ、現在プログラムの対象はUE4のみですが、UE5に拡大することも検討中とのこと。Oculusストアのマージンを除く前の総売上が500万ドルに達するまで、ロイヤリティを代わりに支払います。

ただしEpic Games側のロイヤリティの仕組変更に伴い、アプリ1点当たりのOculusの負担額は、最大で25万ドルから20万ドルへと減額されました。

(参考)Road to VR
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