フェイスブックが予告していた、Oculus Quest向けアプリを公式ストア以外で配信できるシステムが、近日中に実装される模様です。
Oculus Quest向けのアプリには、デベロッパーに対してフェイスブックの審査が設けられています。これによりVRゲームやアプリのクオリティが保たれる一方、審査に不合格となった場合は、Oculus Storeでの配信が許可されません。
一方、不合格となった作品や審査を避けた作品は、非公式ストアにアクセスできるサイドローディングアプリ「SideQuest」で人気を得ることがあり、活況を呈しています。この事実が、フェイスブックに新たなシステムの開発を促したと推測されます。
新システム実装が近いという情報は、フェイスブックのVR/AR部門のVPを務める、アンドリュー・ボズワース氏が、インスタグラムで公開したAMA(Q&A;)で明かされました。同氏によれば、本来は先週(2021年1月第4週)の実装を予定していたものの、バグの影響で延期したとのこと。
AMAの内容
質問:新しいQuest(アプリ)の配信メソッドの実装時期はいつ頃ですか?
ボズワース氏:(笑いつつ)多くの人を怒らせる覚悟で言うと…あなたが思っているよりも早くです。本当に間近というワケではありませんが、かなり近いうちですね。今週(当時)に実装できそうだったのですが、バグを確認したので、それを修正した後、リリースする予定です。
AMAでは、このほかにもバーチャルオフィス「Infinite Office」に関する質問も行われました。ボズワース氏は、同サービスは現在、内部でテストが行われているものの、ベータテストを実施する段階には達していないと説明。また「 Venues」については、フレンドと交流するための、より多様な方法が導入されるとコメントしました。
(参考)UploadVR