フェイスブックは、Oculus Quest向けアプリを公式ストア以外で配信できるシステムについて、2021年第1四半期に提供予定であることを発表しました。正式にこのシステムが実装されれば、各デベロッパーが、公式ストア以外でQuest向けアプリを配信可能となります。
厳しい審査とサイドローディングアプリの隆盛
Oculus Quest向けのアプリには、デベロッパーに対してフェイスブックの審査が設けられています。これによりVRゲームやアプリのクオリティが保たれる一方、審査に不合格となった開発元には配信が許可されない仕組みです。
他方、この審査に不合格となったタイトルは、サイドローディングアプリ「SideQuest」で高い人気を得ることもあります。この事実が、フェイスブックに新システムの開発を促したと推測されます。
開発者向けベータテストも予定か
新システムは、当初2021年初期(early)に実装される予定でした。公式サイトのロードマップ(※閲覧には開発者アカウントが必要)によれば、このシステムではOculusのコンテンツポリシー遵守は必要なものの、公式ストアと同様の規格(technical standards)は求められないとのこと。一部デベロッパーを対象に、正式リリース前のベータテストの実施も予定(2020年12月)されています。
(参考)Road to VR
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