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業界動向 2021.08.18

ナイアンティックが3DスキャンアプリのScaniverseを買収

ナイアンティック(Niantic)は8月10日、3DスキャンアプリScaniverseの買収を発表しました。今回の買収に伴い、Scaniverseの創業者兼CEOであるKeith Ito氏はナイアンティックのARエンジニアリングチームに参加します。

iOSアプリ「Scaniverse」は、LiDARセンサーを搭載したスマートフォンのカメラで3Dコンテンツを撮影し、編集や共有することができます。Scaniverseは買収後も独立したアプリとして提供を継続。高品質な処理やモデルのエクスポートなどに対応する、有料版の「Scaniverse Pro」は無料となります。

惑星規模のARプラットフォームを狙うナイアンティック

ナイアンティックは惑星規模のARを可能にするプラットフォーム構築を目指しており、「ポケモンGO」等のアプリを通して世界の3Dマップ作成を進めています。2021年7月にはスマートフォンの標準的なRGBカメラセンサーを利用して3Dマップを生成する技術「ManyDepth」を発表、その勢いを強めています。

NianticのKjell Bronder氏は発表のなかで、「現実世界でポケモンの生息地をみんなで一緒に体験したり、デジタルキャラクターが街の隠れた名所を案内してくれたり、友だちが現実世界にある場所に残したメモを発見したりできる未来を想像してみてください。Nianticは、大規模な3Dマップの開発を通じて、みなさんと一緒にそんな未来を実現したいと思っています。」と述べました。

(参考)NianticブログScaniverseブログ


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