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テック 2019.02.15

VRで商品に近づくと“におい”を再現するショッピングシステム、NECが開発

日本電気株式会社(NEC)は、仮想店舗内で商品の香りを体験しながらネットショッピングができるVRシステムを開発しました。VRシステムには、VR体験に匂いを加えるデバイス「VAQSO VR」を開発するVAQSO社の技術が活用されています。

(VRショッピングイメージ)

VRシステムは、体験者が仮想店舗内にある商品(りんご、オレンジ、クロワッサン)に近づくと、VRヘッドセットに取り付けられたデバイスから商品の香りが発生。「自宅にいながら臨場感のある買い物体験ができる」とのこと。

NECはこれまで、危険な作業・研修などのトレーニング用途、ユーザビリティ検証などのシミュレーション用途、遠隔会議などのコミュニケーション用途として「法人VRソリューション」を展開しており、今回の取り組みはこのVRソリューションを強化するものです。

使用されている「VAQSO VR」とは

VAQSO VRは、VR映像と“匂い”が連動することで、よりリアリティの高いVR体験が可能になるデバイスです。VAQSO VRの本体をOculus Rift、 HTC VIVE、PlayStation VR(PSVR)などのVRヘッドセット固定し、最大5種類までの匂いを感じることができます。また、VAQSOが公開している無料APIを利用することで、匂いを一瞬で切り替えたり消したりといったことも可能です。

(参考)日本電気株式会社 プレスリリース


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