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業界動向 2020.08.13

Mozillaがレイオフ、XRの取組への影響は今後明らかに

ウェブブラウザFirefoxを手がけるMozillaは、従業員のレイオフ(約250人)を発表しました。同時に、約60人の人員が別部門へ移動することを告知しています。

Mozillaは、商標や権利関係を処理する非営利団体Mozilla Foundationとその子会社でありブラウザ等の開発やサービス提供を手がけるMozilla Corporationから成ります。今回レイオフが発表されたMozilla Corporationは2019年時点で従業員は1,000名でした。今回は、その4分の1がレイオフされることを意味しています。

Mozillaの売上の大半は、ブラウザに組み込まれた検索エンジンの使用料から構成されるため、新型コロナウイルスの影響が検索エンジンを提供する企業に及びMozillaもその影響を受けた、と推測されます。

Mozilla CorporationのCEOでMozilla Foundationのチェアウーマン、Mitchell Baker氏は、コロナ以前に考えていた施策が実行できなくなった、と今回のレイオフに至った経緯を説明しています。

Hubs系サービスへの影響は「近日中」

Mozillaは、XR関連ではVR/AR対応のブラウザ「Firefox Reality」や、ブラウザでマルチプレイのVRを体験できるウェブXRソーシャルアプリ「Mozilla Hubs」などを提供しています。

記事執筆時点では、MozillaのXR関連分野が今後、どのように再編されるのかは明らかになっていません。「Mozilla Hubs」プロジェクトの公式Twitterには、レイオフに関して、近日中に、HubsとHubs Cloudへの影響をより詳細に説明していきたいとのコメントが掲載されています。

(参考)UploadVR


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