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投資 2021.06.25

米空軍でも採用のVRトレーニング企業が250万ドル調達、「レディ・プレイヤー1」プロデューサーも出資

VRトレーニングプラットフォームを開発する米企業Moth + Flameが、250万ドル(約2.7億円)の資金調達を実施しました。調達した資金は同社製品の拡張のために使われます。なお、出資者の中には映画「レディ・プレイヤー1」のプロデューサー、ダン・ファラー氏も名前を連ねています。

米空軍やネットフリックスとの取引実績も

2015年に設立され、ニューヨークに拠点を置くMoth + Flameでは「READY VR」「PromiseVR」などのVRトレーニングプラットフォームを開発しています。実在の人間との会話形式でのシミュレーションなど、リアリティのあるVR環境下で機器メンテナンスやカスタマー対応などのトレーニングができます。

(PromiseVRのデモ動画。職場での人種的偏見を改善するための対話式VRトレーニング)

同社の「READY VR」は実際に米国空軍で採用されており、12種類の航空機を対象にした、パイロット向けおよび機体メンテナンス用トレーニングプログラムが使用されています。同社は他にもネットフリックス、アクセンチュア、グーグル、フェイスブックなどの企業や、シンガーソングライターのテイラー・スウィフトとも取引実績があります。

Moth + FlameのCEO兼創業者であるケビン・コーニッシュは、「人種偏見や自殺防止といった重大な問題への取り組みから、パイロットやオフィスワーカーのためのVR学習の実現まで、弊社のテクノロジーは教育の新しい未来を切り開きます」と述べています。

(参考)Road to VR
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