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ARヘルメットを装着し実機操縦、空軍向けトレーニング企業が3,000万ドル調達

ARを用いた空軍向けトレーニングを開発するRed 6は、シリーズAラウンドで3,000万ドル(約33.2億円)の資金調達を行いました。企業評価額は1.3億ドル(約144億円)にのぼり、今後実戦的なトレーニング開発を進めます。

ARデバイスを装着して実機を操縦

Red 6は2018年に創業。Airborne Tactical Augmented Reality System(ATARS、航空戦術ARシステム)という空軍向けのトレーニングシステムを開発しています。

他社でも見られるVRを用いたフライトシミュレーターに対し、ATARSの特徴は実際に飛行中の機内でARデバイスを用いる点です。パイロットはヘルメット形状のARデバイスを装着して戦闘機を操縦。空中を飛ぶバーチャルの敵機を射界に捉えたり、地上にあるバーチャルの標的を攻撃するといった練習を行えます。

現実のトレーニングと比較すると機体が1機のみで済み、輸送や燃料費、メンテナンス費用等が削減できます。それでいながら実際に飛行しているため、現実に限りなく近いトレーニングを積める点がメリットです。Red 6は目標として、ARを使い米軍の課題「実戦に耐えるパイロットの不足」を解決することを掲げます。

スペックや実用性は?

デバイスの外観はヘルメットをベースとしており、Red 6独自設計のものです。同社によると明るい外界での使用も可能で、視野角は150度ということです。ただしスペック詳細は公開されておらず、上に挙げたコンセプト動画や、下記画像の他に、ARデバイス越しのパイロットの視界を確認できるものはありません。

実用化に向けた段階も不明ですが、Red 6によれば現在、中小企業技術革新研究プログラム (Small Business Innovation Research、SBIR)フェーズⅢにあるとのこと。米空軍のパイロットトレーニングでの採用に向け、開発を進めています。

(参考)Road to VR
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