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メタバース最新動向 2023.07.03

総務省、「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」の報告書案について公開意見募集 

総務省は、「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」の報告書(案)について一般からの意見を募集しています。募集期間は7月9日まで。

この意見募集は、行政手続法に基づくパブリックコメントではありません。


(出典:総務省「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」骨子案

6つの観点から課題を整理

総務省は、拡大するWeb3の市場とメタバースの利活用に関連する課題を整理することを目的に、2022年8月から「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」を開催し、議論を重ねてきました。

2023年6月16日に発表された報告書(案)では、アバターの権利性、プラットフォームの相互運用性、UI/UXなど6つの観点が主な検討課題として挙げられています。

例えば、UI/UXの観点からは、経済的・文化的格差によりVR体験の有無や体験内容に差が生じ、それがVR体験の格差(VRデバイド)につながる可能性が指摘されています。

報告書(案)では、これらの課題のうち、メタバース「空間内」に関する課題について国際的な共通認識の醸成や、相互運用性確保に向けた標準化の推進、メタバース関連サービス提供者向けガイドライン(仮)の策定を課題解決の方向性として提起しています。

メタバース「空間外」と関連する課題については、メタバースがどのように進化していくのかを継続的かつ中長期的な視点で調査し、フォローアップを行うことを提起しています。

(参考)総務省 


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