8月29日、Metaが「あらゆる平面をバーチャルキーボードに変える」研究を行っていることを明らかにしました。CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、テーブルにバーチャルキーボードを表示し、高速でタイピングする動画を公開しています。
Meta CEOのマーク・ザッカーバーグ氏がCTOのアンドリュー・ボスワース氏と「早打ち競争」に挑んだところ、ザッカーバーグ氏は約100語/分、ボスワース氏は約120語/分を記録したとのこと。この記録は、バーチャルキーボードが、高速入力にも対応できる性能であることを示唆しています。
マーカーで位置推定の精度向上か
VR/MRヘッドセット装着中の文字入力には複数の方法がありますが、いずれも一長一短です。ヘッドセット付属のスティック型コントローラーで入力する場合は入力が遅く、空中にバーチャルキーボードを表示する場合は触覚フィードバックが得られません。
すでにMeta Questは外付けキーボードとのBlutooth通信に対応していますが、移動や持ち運びには不便です。ハンドトラッキング機能も改善されていますが、バーチャルキーボードの正確な位置調整や、高速で動く手指のトラッキングは、精度に課題があります。
今回ザッカーバーグ氏が投稿した映像では、テーブル上に位置調整用と見られるマーカーが置かれています。このマーカーでバーチャルキーボードの高さや位置を正確にトラッキングしているものと思われます。
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