2022年1月31日、メタ(旧フェイスブック)は、「Meta Quest」プラットフォームのアバターデザインを「Facebook」「Instagram」等の他サービスにも導入することを発表しました。今後これらのサービスにおいて、Questプラットフォームと同じデザインのアバターを作成できるようになるほか、すでに作成したFacebook用アバターはQuestプラットフォームと同じデザインに自動的にコンバートされます。
アバターデザインは統一。しかしプラットフォームごとに別々
メタによると、アバターデザインの統一は「Facebook」と「Messenger」、そして「Instagram」で行われるとのこと。アバターはFacebookとMessenger、Instagram、そしてQuestプラットフォームでそれぞれ1つずつ、合計3つのアバターが別々に作成できます。なお、アカウント設定でアバターを同期することを選択した場合、各プラットフォームで加えた変更が別プラットフォームのアバターにも適用されます。
また今回のアップデートでは、アバターのカスタマイズパーツの追加も行われます。新たな顔パーツや肌の色などが導入される他、車椅子などもパーツとして実装されますが、一部のパーツは最初はFacebookなどのSNSでのみ使用可能になる模様です。
メタは2022年1月初頭、ソーシャルVRサービス「Horizon Worlds」などを将来的に非VRデバイスユーザーにも開放したいと考えている旨をコメントしています。今回の決定はFacebookやInstagramなどのユーザーを、従来のWebブラウザやスマートフォン向けアプリケーションを通して、同サービスに参加できるようにするための布石と見なすことができるでしょう。メタは最終的には「アバターを様々な場所へ、簡単かつシームレスに移動できるようにすること」が目的だと語っており、将来的にはそれぞれのプラットフォームで利用するアバターが、ビジュアルだけでなくデータ的にも統一される可能性があります。
(参考)Meta、Road to VR、VRScout
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