海外メディアFinancial Timesは、MetaがMagic Leapと複数年にわたる契約締結に向けて交渉を行っていると報じました。Magic Leapが持つAR関連の知財や、中国メーカーに依存しないVR/ARヘッドセットの製造能力に着目したものと考えられます。
サプライチェーンの“脱・中国依存”か
法人向けARヘッドセット「Magic Leap 2」などを開発するMagic Leapは、2022年時点で南フロリダに工場を所有。また同社の製造パートナーは、メキシコのグアダラハラに工場を有しています。
米国大手テック企業は、部品製造等における中国依存脱却を目指す流れが続いています。仮に契約が実現した場合、Metaは北米地域でVR/ARヘッドセットを生産する選択肢が生まれます。
両社は提携の可能性について正式にコメントしていないものの、Magic LeapはFinancial Timesに次のように語っています。
真のAR技術を開発することの複雑さ、これらの光学部品の製造に関わる複雑さ、また多くの企業が経験する海外サプライチェーン依存の問題を考慮し、Magic LeapはAR市場への参入や現在の地位を拡大しようとしている企業と、いくつかの非独占的なIPライセンスおよび製造パートナーシップを締結しています。
(参考)Road to VR
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