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投資 2018.11.29

ARスポーツ「HADO」のmeleapが7.2億円を調達、プロリーグ立ち上げへ

ARスポーツ「HADO(ハドー)」を展開する株式会社meleapは、アイ・マーキュリーキャピタル株式会社などを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額7.2億円の資金調達を行ったことを発表しました。「HADO」プロリーグの立ち上げや、放送コンテンツとしての開発投資を行うとのことです。

meleapは2017年11月にも資金調達を行っており、公開されいている調達額の累計は約11.1 億となります。今回の出資元は、アイ・マーキュリーキャピタル株式会社、DBJ キャピタル株式会社、インキュベイトファンド、キャナルベンチャーズ株式会社、有限会社秀インター、SMBC ベンチャーキャピタル株式会社です。

「HADO」とは、頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着して技を放つ、AR技術を使ったスポーツです。3対3のチームでエナジーボールやシールドなどの技を駆使し、80秒間の試合時間で点数を取り合います。HADOはアジアや北米、南米、ヨーロッパ、中東、アフリカなど世界23ヶ国52箇所に店舗を展開、延べ130万人以上が体験しています(※2018年11月時点)。


(meleap経営者と投資家ら)

今回の資金調達の実施と合わせて、DBJキャピタルの河合将文氏が同社の社外取締役に就任。河合氏は「meleapは日本発の新世代スポーツ『HADO』を通じて世界中の人々に興奮と感動を届け、夢や希望のある豊かな社会生活の実現に挑戦しています。世界を熱狂させるスポーツビジネスの創造に期待しています」とコメントしています。

世界大会からプロリーグへ進化を目指す

meleapは第3回目となる世界大会「HADO WORLD CUP 2018」を12月8日に開催します。同大会は、世界7ヶ国(日本、イギリス、韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、香港)で開催された予選を勝ち抜いた代表チームが集まり、頂点を目指して競います。賞金総額は120,000ドル(約1,200万円)です。

(店舗事業と観戦事業でARスポーツ市場を広げる)

「HADO」の大会は、WORLD CUP以外にも強豪チームのみが参加できる「MASTER’S LEAGUE」や 「ADVANCE CUP」など様々な大会が年間80試合開催されています。同社は「今後、この大会事業を進化させてプロリーグを立ち上げます。それに向けて、放送コンテンツとしての開発投資を行い、視聴者を増やすことに注力していく」としています。

視聴者参加型のバトル番組も開始

また、同社は「HADO」の番組「HADO BEAST COLOSSEUM(ハドー・ビースト・コロシアム)」を2019年1月に開始します。「ビースト」と呼ばれる7人の「HADO」の強豪プレイヤーと一般参加者「チャレンジャー」が試合を行う番組です。チャレンジャーは「ビースト」側を指名、最高賞金1,000万円を賭けて番組特別ルールにアレンジされた「HADO」で戦います。


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