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テック 2022.11.10

LiDAR搭載の新型3Dスキャナー「Matterport Pro3」国内販売が開始

2022年11月9日、MatterportはLiDARを搭載した3Dスキャンカメラ「Matterport Pro3」を日本国内にて発売開始しました。

「Matterport Pro3」とは?

Matterportは、米カリフォルニアを拠点として3Dスキャンソリューションを提供しています。同社は約550万点以上の空間データを保有しており、プラットフォームの提供をはじめとする、さまざまな方面からデジタルツインに取り組んでいます。

iPhoneや360度カメラ、Leica社の3Dスキャナーなど同社のプラットフォーム向けに3Dスキャンを行える機材は様々あります。同社自身でもデジタルツイン生成に適した3Dカメラとして「Matterport Pro」と呼ばれるカメラシリーズをフラッグシップモデルとして展開しています。

このたび国内販売が開始された新型「Matterport Pro3」は、シリーズ初の3D LiDARカメラを搭載。薄暗い場所から直射日光の下まで、さまざまな光の条件下で測距が可能となっています。撮影範囲は最大で100メートル。さらに1回のスキャンを20秒未満でキャプチャーでき、旧モデルのPro2と比べて撮影時間が短縮。20メガピクセルのセンサーと12枚の超広角レンズによって、高精細なデジタルツインにも適した画像を撮影できます。

なお、同社は2022年7月には不動産仲介のVHTStudios社を買収しています。1月に買収したEnview社の機械学習システムとあわせて、同社の提供する人工知能エンジン「Cortex」へより多くのデータインサイトを組み込んでいく見通しを明らかにしていました。今回販売が始まったMatterport Pro3は、こうしたデータと技術のおかげで精巧なデジタルツインを生成できるようになっているとのことです。

Matterport Pro3はオープンプライス。公式サイトより、本体単品、およびカメラや付属品を含むアクセラレーションキットの購入が可能です。

(参考)プレスリリース


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