8月15日、Magic Leapは次世代MRデバイス「Magic Leap 2」開発者ポータルの一般公開を発表しました。実機が手元になくとも 、シミュレータを用いた先行開発が可能です。
2022年9月末に米国他で発売、先行して開発者支援へ
「Magic Leap 2」は「Magic Leap 1」の後継機。法人向けの利用を想定しており、既に医療や製造、軍事といった、企業パートナー向けの早期アクセスプログラムが開始されています。コンシューマーやエンターテインメント志向を打ち出していたMagic Leap 1とは明確に異なる路線を示しています。Magic Leap 2は9月30日から米国など8か国で発売され、日本は2022年内に発売予定です。
公開された「Developer Portal」は、初代Magic Leap 1との性能比較、開発用ツールのダウンロード、リリースノート閲覧、サポートへの問合せなどが行えます。なお、一部の機能利用にはアカウント登録が必要です。
また、ツール内の「Zero Iteration」ではアプリのシミュレーションが行えるようになっており、デバイスの入手を待たずに開発が可能になっています。
「Magic Leap 2」は独自OSからAndroidメインへの移行、VR/ARの標準仕様「OpenXR」対応など、アプリケーション開発を容易にする姿勢を強く打ち出しています。コンテンツ拡充に向けた早期からの取り組みが、また1つ現れた形です。
(参考)Twitter