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テック 2023.09.27

裸眼立体視ディスプレイ「Looking Glass」が新製品の予約開始、16インチの縦横2種類で4K有機EL採用

裸眼立体視ディスプレイ開発を行うLooking Glass Factoryは、新製品「Looking Glass 16” Spatial OLED」の予約受付を開始しました。縦置き型の「Portrait」と横置き型の「Landscape」が選べます。価格は4,000ドル(約59万円)で、2024年春に出荷予定とのことです。


(出所:Looking Glass Factory)

Looking Glass Factoryは、3D映像・画像を裸眼で立体視できるデバイス「Looking Glass」シリーズを開発しています。2018年に初代モデルを発表後、複数の画面サイズで新製品をリリースしてきました。2023年には外資系コンサルティング企業のアクセンチュアグループから出資を受けたほか、GhatGPTを用いた対話AI開発プラットフォーム「Looking Glass Liteforms」を発表しています。

用途別に2種類の製品展開

新製品となる「Looking Glass 16” Spatial OLED」は、その名の通り4K有機ELディスプレイ(OLED)を採用。用途別に縦置き型の「Portrait」と横置き型の「Landscape」が発売され、展開中の既存製品「Looking Glass 65”」「Looking Glass 32”」と比べると、ノートパソコン程度の小型デバイスです。


(出所:Looking Glass Factory)

3Dモデルの表示やデジタルツインの操作、デジタルヒューマンの表示など、主としてエンタープライズ向け用途が想定されています。


(出所:Looking Glass Factory)

主要な製品スペックは次の通りです。2021年に発売された第2世代モデル「Looking Glass 4K Gen2」と比べると、同等の解像度・視野角を持ちながら、有機EL採用により色深度の向上を実現しています。また、重量や厚さはよりコンパクトになりました。

画面サイズ 16インチ
解像度 3840 x 2160 (4K)
リフレッシュレート 60 Hz
色深度 1億以上
視野角 最大150°(推奨53°)
視点数 45~100
視聴距離 1フィート(30.48cm)~無制限
端末サイズ Porrait: 233(幅) x 353(高さ) x 31mm(奥行)
Landscape: 353(幅) x 233(高さ) x 31mm(奥行)
本体重量 3.3lb / 1.5kg
接続端子 ・HDMI
・DPケーブル

(出所:Looking Glass Factory)

Looking Glass Factoryは、公式サイトで購入予約と製品デモの申込を受け付けています。10月3日までに注文すると、早期予約特典で1,000ドルの割引が適用されます。2024年春には出荷予定とのことです。

(参考)LookingGlass


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