VRホラーゲーム「Panic Room」を手掛けるイギリスのKuato Studiosは、新たに610万ドル(約6億3,400万円)を資金調達しました。
今回の出資は、ベンチャーキャピタルのHorizon Venturesが主導しました。
Kuato Studiosの「Panic Room」は、2人で遊ぶ、マルチプレイヤー形式の作品。VRヘッドセットを装着した“アクター”担当のプレイヤーと、スマートフォンやタブレットを使う“ディレクター”に別れてプレイする、ユニークなシステムが特長です。
本作は、森の奥深くに存在する謎のキャビンが舞台。アクターは、鍵を集めて脱出するのが目的で、ディレクターはそれを邪魔します。海外メディアVirtual Reality Timesによれば、ホラー要素のある妨害攻撃ができるとのこと。
Kuato Studiosは教育的なゲームを主に手掛けていますが、本作に同要素が含まれているかは明言していません。“アクター/ディレクタープラットフォーム”自体に関しては、保護者が子供のVRゲームを見守ることや、トレーニングツール化など、様々なユースケースが構想されています。
なお、今回調達された資金は、同プラットフォームの開発に使用される予定とのことです。