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VTuber利活用 2018.05.11

カドカワが通期決算を発表、トピックスに“VTuber市場への攻勢”

カドカワ株式会社は、2018年3月期の通期決算を発表しました。通期の連結売上高は2,067.9億円、営業利益は31.4億円です。決算説明資料では、トピックスとして「バーチャルYouTuber(VTuber)市場への攻勢」が挙げられています。

映像・ゲーム事業の増収で売上高は2017年3月期から10.7億円増となりましたが、Webサービス、出版事業も含む3事業は全て減益。連結営業利益は52.8億円のマイナスと、増収減益となりました。

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VTuber市場への攻勢を掲げる

カドカワ株式会社は、傘下に株式会社ドワンゴや株式会社KADOKAWAを収める持株会社です。10日発表された決算説明資料では、トピックスとして「バーチャルYouTuber(VTuber)市場への攻勢」が掲げられました。前回の第3四半期決算説明資料までは見られなかった項目です。

ドワンゴでは今年の2月以降、VTuberに関連した公式生放送、バーチャルキャラクター配信システムバーチャルキャスト3Dアバターファイル形式「VRM」スタジオ提供ニコニコ超会議での出演等、矢継ぎ早に取り組みを打ち出してきました。

カドカワはVTuberについて「今年以降、VOCALOID以来最大のネット文化のムーブメントが見込まれる 」と予想。番組の充実、クリエイターやファンからの収益獲得、VTuberのマネジメントにより、「市場成長を加速させ、収益を囲い込み」すると掲げています。

Webサービス事業でどのような存在感を示すのか、今後の業績への影響も注目されます。

(参考)カドカワ株式会社IR資料


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