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VTuber 2018.04.17

ドワンゴ、バーチャルYouTuberの公開収録ができるスタジオを提供開始

株式会社ドワンゴは、バーチャルYouTuberが出演者として公開収録ができるスタジオの提供開始や、大規模なバーチャルキャラクターを収録できるスタジオを導入しました。

バーチャルYouTuberが出演者として公開収録が可能に

池袋にあるニコニコ本社の「ニコぶくろスタジオ」では、新たにバーチャルキャラクターがラジオのパーソナリティとして出演できる「バーチャル機能」の提供を開始しました。

透明型の有機ELモニターに映し出されるキャラクターと自然なスタイルで収録を行うことができ、演者や観客とのリアルタイムのコミュニケーションを可能としています。


(モニターの背後にはアクターが見るカメラが設置されている)

バーチャルキャラクターを演じるアクターの方では、モニターの後ろに設置されているカメラを通して演者や観客を確認します。これにより、アクターは話す相手の方向を見ながら「目線を合わせてのコミュニケーション」が可能となります。

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別の部屋にいるアクターは、頭と腕にVRデバイス「Viveトラッカー」を装着してキャラクターを演じます。手前のモニターには、スタジオに設置されているカメラの映像が映し出されています。キャラクターの表情は手元のデバイスで変更できます。

利用費は初回限定で割引もに

上記バーチャル機能の利用費は、有機ELモニター、キャラクター操作機材一式、セッティング、オペレーションスタッフ込みで通常価格150,000円(初回特別価格50,000円)で提供されます。バーチャルキャラクターは自分のモデルデータを持ち込むことも可能です。

バーチャル機能利用費:通常価格150,000円(初回特別価格50,000円)
スタジオ利用料:11:00~21:00(平日120,000円、土日祝170,000円)
ニコニコ生放送費用:要相談
誘導スタッフなど:要相談

なお、バーチャル機能は、超会議で実施される「超バーチャルYouTuBAR」と同様のシステムです。

http://www.moguravr.com/vtuber-chokaigi2018/

同時に10名程度のバーチャル生放送が可能な大型スタジオも設置

ドワンゴの東京・品川にあるスタジオは、同時に10体程度までのバーチャル生放送や収録が可能です。モーションキャプチャー可能エリアは、12m×8m×3mの広さとなっています。本スタジオは、リアルタイムのキャラクター演出を含め、ドワンゴの多様なVR研究開発の拠点となるとのことです。こちらは現時点では一般向け開放は行われていません。

また、ドワンゴはバーチャル生放送用モーションキャプチャースタジオを東京・港区に設けています。ここでは、同時に2名までのバーチャルキャラクターを出演させての生放送や収録が可能。ニコニコ公式生放送での「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」こと「ねこます」氏や、月ノ美兎の番組は港区のスタジオで行われたとのことです。


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