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VR動画 2018.04.13

誰でもVRでバーチャル配信者になれる「バーチャルキャスト」使用法

株式会社ドワンゴと株式会社インフィニットループは、リアルタイムVRライブコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト(Virtual Cast)」の提供を開始しました。ニコニコ生放送などの生配信サービスを介してスタジオを作ることで、誰でも気軽に、好きなキャラクターになりきってコミュニケーションできます。

本記事では、このサービスでどんなことが楽しめるのか?使い方や必要なものはなにか?といった内容を紹介します。

「バーチャルキャスト」でなにができるのか


「バーチャルキャスト」のユーザーはVRデバイス「HTC Vive」を用いてバーチャルキャラクターになりきり、他のユーザーの放送に乱入する「凸参加」で配信者に会いに行けます。VRデバイスを持っていないユーザーは、放送中の空間にコメントで参加可能です。

バーチャルキャラクターは空間に表示されたコメントを持つこともでき、視聴者を楽しませるための様々なアイテムや、好きなバーチャルキャラクターのモデルを取り込んで使える機能なども備えています。

また、無料で使用することができ、利用規約の範囲内であれば商用・非商用の両方で利用可能とのことです。



「バーチャルキャスト」は、ドワンゴが運営するニコニコ動画のユーザー「みゅみゅ」氏開発のVRライブシステムをもとに、ドワンゴが協力して開発しています。

対応プラットフォームは、ニコニコ生放送、YouTube Live、ツイキャス、Twitch、OPENREC.tvなど。バーチャルキャラクターになりきるには、VRデバイス「HTC Vive」が必要となります。

「バーチャルキャスト」のプレイに必要なもの

バーチャルキャストの公式サイトによると、プレイするためには下記のデバイスやソフトが必要になります。

・VRデバイス「HTC Vive」
・HTC Viveを使用できるスペックを持つWindows10 PC
・「バーチャルキャスト」アプリ本体 (Win)
・インターネットに接続できる環境(下り5Mbps以上・上り15Mbps以上を推奨)

VRデバイス「HTC Vive」の購入方法・詳細・必要スペックなどはこちらです

プレイ方法

公式サイトによると、下記の手順でアプリ起動・生配信が可能です。

・HTC ViveをPCに接続し、バーチャルキャスト本体を起動
・起動後、使うプラットフォームや配信の有無に応じて、下記の「niconico」か「その他のプラットフォーム」か「自分で配信しない」を選択。入力フォームを記入して、プレイを開始。
 ※下記いずれの場合も、他人のスタジオに凸参加することが可能。

1.niconico
こちらを選択する場合、ニコニコアカウントの登録が必要となります。
メールアドレスとパスワードを入力してログイン後、ニックネーム、配信タイトル、説明文を入力してスタジオに入れます。

2.その他のプラットフォーム
ニコニコ生放送以外のプラットフォームで生配信する場合に選択します。
ニックネーム、配信タイトル、説明文の他、配信用のURLを入力するとスタジオに入れます。

3.自分で配信しない
ニックネームを入力するとスタジオに入れます。

自分で配信を行う場合

バーチャルキャスト本体には、生配信できる機能はないため、Niconico Live Encoderなどの配信ソフトが必要とのこと。

1.niconicoで配信する場合
HTC Viveを装着し、メニューより「配信開始」を選択することで配信を開始します。

2.その他のプラットフォームで配信する場合
HTC Viveを装着し、メニューより「配信開始」を選択することで配信を開始します。
その後、HTC Viveを頭から外し、配信プラットフォーム側で配信開始の手順を行います。

そのほか、画像などを交えた詳細なプレイ・配信方法については、開発元であるインフィニットループ社のブログにて、詳細が記述されています。

誰でもVTuberになれる!Virtual Castを使ったバーチャル生配信のやり方

なお、バーチャルキャストは4月28日・29日に幕張メッセにて開催されるイベント「ニコニコ超会議」にて体験することも可能とのこと。アプリに興味はあるけど、VRデバイスや、VR対応のPCを持っていない…という方は、体験してみてはいかがでしょうか。

(参考)バーチャルキャスト 公式ページ


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